飛騨の小京都、高山へ行こう!

 

春を迎えた飛騨の小京都、岐阜県高山市。今回は高山市について紹介しようと思います。

飛騨の小京都、高山とは

まず、高山の位置について説明します。高山市は岐阜県にあります。上の写真の地図は岐阜県を市町村ごとに分けた地図ですが、岐阜県北部の濃いピンク色の位置が高山市となります。2005(平成17年)の市町村合併の結果、市の面積は2177K㎡と日本最大の市となり、岐阜県全体の約5分の1を占める街です。また、香川県(1876.73K㎡)や大阪府(1905.14K㎡)全体よりも大きく、東京都全体(2190.73K㎡・海上の面積除く)とほぼ同じ面積となっています。

このように、非常に広大な範囲を持つ市であり、様々な地区(合併前の丹生川村・清見村・荘川村・宮村・久々野町・朝日村・高根村・吉城郡国府町・上宝村)がありそれぞれ観光名所もあるため、今回の記事だけでは紹介しきれないので、今回は高山市中心部(合併前も高山市だった所)を中心に紹介していこうと思います。

高山市は中世には市街地の南東の天神山城が築かれ、1585(天正13)年には豊臣秀吉の命を受けた領主の金森長近が飛騨高山城を築城しました。元禄時代までは飛騨高山藩がここにありましたが、1695(元禄8)年飛騨の国は幕府領となり、高山城の城下に高山代官所(現在の高山陣屋)が置かれ、代官の支配となりました。

時代は明治となり、1868(明治元)年の廃藩置県により高山は飛騨県となり、その後高山県となりました。そして1876(明治9)年に当時美濃国のみであった岐阜県に編入され、現在に至ります。岐阜県の中でも旧美濃国に所属していたところ(岐阜市・大垣市・多治見市等)は美濃地方と呼ばれるのに対し、旧飛騨県であったところ(高山市・下呂市・飛騨市・白川村)は飛騨地方と呼ばれています。

このように、飛騨高山藩→高山代官による支配→飛騨県→高山県→岐阜県と変化してきたこともあり、高山市中心部には昔ながらの街・建物が多く存在しています。高山市中心部の観光名所については、この後紹介していこうと思います。

高山までのアクセス

次に、飛騨の小京都高山までのアクセスを紹介していこうと思います。以前は高山本線・国道41号線位しかなく、アクセスも不便な街でしたが、近年では高速道路(東海北陸道・安房峠道路・高山清見道路)の発達により随分と高山へも行きやすくなりました。写真は高山本線を走行する特急「ひだ」で、名古屋・大阪・富山から高山へ行く際に使用します。なお、アクセスはJRの場合は高山駅、バスの場合は高山駅隣接の濃飛バスセンターまでで記載します。

・東京から高山までのアクセス

航空機利用・・・東京国際(羽田)空港から富山きときと空港まで航空機(約1時間)利用。富山空港より高山濃飛バスセンターまでバス(約2時間30分・途中乗換あり)・・・合計約3時間30分~4時間(東京国際(羽田)空港までの所要時間は含めず)。

JR利用①・・・東京駅より富山駅まで北陸新幹線「かがやき」「はくたか」で約2時間10~40分。富山駅より特急「ひだ」で約1時間30分・・・合計約4時間~4時間20分

JR利用②・・・東京駅より名古屋駅まで東海道新幹線「のぞみ」で約1時間40分。名古屋駅より特急「ひだ」で約2時間30分・・・合計約4時間10分~30分(JR①よりも新幹線・特急「ひだ」とも本数が多く、こちらの方が便利)

高速バス利用・・・バスタ新宿より高速バス(濃飛バス)利用。約5時間30分。

・名古屋から高山までのアクセス

JR利用・・・名古屋駅より特急「ひだ」利用で約2時間30分。

高速バス利用・・・名鉄バスセンターまたは名古屋駅新幹線口より高速バス利用。約2時間30~40分。

・京都・大阪から高山までのアクセス

JR利用①・・・大阪駅・新大阪駅より特急「ひだ」利用で約4時間20分(京都駅から約3時間50分)(「ひだ」25号のみ大阪駅始発、他の特急「ひだ」は全て名古屋駅発)。

JR利用②・・・新大阪駅より名古屋駅まで東海道新幹線「のぞみ」「ひかり」利用で名古屋駅まで約50分(京都駅から約35~40分)。名古屋駅より特急「ひだ」利用で約2時間30分・・・合計約3時間30分(京都駅から約3時間~3時間10分)。

高速バス利用・・・近鉄難波・東梅田・京都駅八条口より高速バス利用。約5時間~5時間30分(京都駅八条口より約4時間)。

※料金に関しては記載をしませんでしたが、特急「ひだ」よりも高速バスの方が安い傾向があります。東京・大阪方面より東海道新幹線で名古屋まで来て、高速バスに乗り換えて高山に向かう方法もありかと思います。

高山の主な観光地

最初にも記載しましたが、今回は高山市中心部の観光地について特に有名なところを何箇所か記載します。他の観光地については、また折を見て他の記事でも紹介していこうと思います。

・上三之町周辺

この周辺は、高山市三町伝統的建造物群保存地区として古い町並みが保存されています。飛騨高山城が築城された頃、このあたりは城下町として栄えたところで、写真の地区は商人が特に多く住んでいた地域となります。飛騨高山城が破却され、高山代官所の支配となってからは町人の住む地域となり、飛騨地方の商業の中心地として栄えました。高山駅より徒歩約10分の宮川沿いにあり、上三之町だけでなく上二之町、東の上一之町、西の片原町、南の神明町4丁目にまたがった地域に古い町並みが広がっています。現在では古い町並みにはカフェ・お土産物・民芸品の店等数多く並んでいます。

・高山陣屋

かつて、飛騨高山城があった頃には城主の金森長近の屋敷として、代官の支配となってからは代官所として用いられ、廃藩置県後は筑摩県高山出張所、その後は岐阜県高山支所として用いられた施設です。全国の中で現存する陣屋はここだけで、高山支所としての役割を終了後は文化財として保護する方針が決定されたことから、1996(平成8)年3月にほぼ江戸時代の状態まで復元されました。現在では入場料を支払うことにより陣屋内の見学も可能で、陣屋の前では毎日朝市も行われています。宮川沿いの朝市と並び、陣屋前朝市と呼ばれ非常に有名な朝市として有名です。

2枚目の写真の橋は陣屋のすぐ前にある橋ですが、高山で最も有名な橋であり、東海地方のテレビの天気予報等でよく出てくる橋です。

高山陣屋HP・・・http://www.pref.gifu.lg.jp/kyoiku/bunka/bunkazai/27212/

・宮川朝市

高山で最も有名な朝市であり、宮川沿いに約50~70店舗出店しています。台風等の荒天時以外はほぼ毎日出店されており、石川県の輪島朝市・千葉県の勝浦朝市等に並び日本三大朝市のひとつです。6:00~12:00まで開催されており、飛騨の野菜・民芸品・食品等様々なものが手に入ります。大晦日を含む年末年始には「歳の瀬市(歳の市)として花餅や門松等多くのお正月用品も並びます。高山駅から徒歩10分ほどの宮川沿いで行われています(高山陣屋より徒歩10分程度北寄りの宮川沿いになります)。

・高山祭

春(4月14日~15日・日枝神社例祭の「春の山王祭」と、秋(10月9~10日の櫻山八幡宮の例祭「秋の八幡祭」の総称を高山祭といいます。一般的には「春の高山祭」「秋の高山祭」として知られています。京都市の祇園祭、埼玉県秩父市の秩父夜祭と並んで日本三大曳山祭の1つに数えられ、また、京都市の祇園祭、埼玉県秩父市の秩父夜祭と並んで日本三大美祭とされています。春と秋でそれぞれ異なる「山車」や「曳山」が市内を練り歩きます。普段は市内それぞれの屋台蔵に保管されていますが、一部の屋台については櫻山八幡神社の境内にある屋台会館に展示されており、こちらに関しては通年見ることができます。高山祭の屋台は「動く陽明門」とも呼ばれ、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。

櫻山八幡宮屋台会館HP・・・http://www.hidahachimangu.jp/yataikaikan/welcome.html

さいごに

今回は高山市の中心部について、高山までのアクセス・有名な観光地を中心に紹介しました。最初にも述べたように、高山市全体が広大な面積を持つ街であり、一度での紹介は難しい街でもあります。

冬場は雪も多く豪雪地帯のひとつでもありますが、昔ながらの町並み、美しい祭り、美味しい山菜・地酒等非常に魅力のある街で、近年外国人の訪問も増加しています。

景色もきれいでとても魅力のある街、岐阜県高山市。皆様も是非足を延ばしてみて下さい。次回は高山までの鉄路、高山本線について紹介しようと思います。

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