日本屈指の再開発、リニアがやってくる名古屋駅の今

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リニア中央新幹線の開業も正式に決定し、いたる所で再開発真っ只中の名古屋駅。今回はそんな名古屋駅について紹介します。



名古屋駅とは

名古屋駅は、愛知県名古屋市中村区に位置する中部地方最大の駅です。名古屋駅だけで見た場合はJRのみですが、近くに名古屋鉄道(名鉄名古屋駅)・近畿日本鉄道(近鉄名古屋駅)・名古屋市交通局(地下鉄名古屋駅)・名古屋臨海高速鉄道(あおなみ線)の駅もあり、それぞれ乗り換えが可能です。

以下の路線が発着しています。夜行列車である「サンライズ瀬戸・出雲」を除き、全ての列車が停車します。

・JR名古屋駅・・・・東海道新幹線・東海道本線・中央本線・関西本線

・名鉄名古屋駅・・・名鉄名古屋本線

・近鉄名古屋駅・・・近鉄名古屋線

・名古屋市交通局名古屋駅・・・名古屋市営地下鉄東山線・桜通線

・名古屋臨海高速鉄道・・・西名古屋港線(あおなみ線)

このうち、名鉄名古屋駅については以前記事を書いていますのでそちらも御参照下さい↓

http://rail-dream.net/meitetsunagoyatimetable/(世界一の運行密度!名鉄名古屋駅の時刻表)

次に、それぞれの駅の1日の乗降客数です。

・JR名古屋駅・・・約41万人(平成27年度)

・名鉄名古屋駅・・・約28万4,000人(平成27年度)

・近鉄名古屋駅・・・約12万3,500人(平成27年度)

・地下鉄名古屋駅・・・約37万人(平成27年度)

・あおなみ線名古屋駅・・・約2万9,000人(平成27年度)

合計・・・約121万6500人/日(全国8位)

1日の列車の発着本数合計・・・約3,000本/日(全国8位)

このように、乗降客数・列車の発着本数からも全国トップクラスの数字を出しています。全国でも首都圏の駅の乗降客数が多いのが目立つ中(1位~7位=新宿・渋谷・池袋・大阪(梅田)・横浜・北千住・東京)、西日本では大阪(梅田)駅に次ぐ乗降客数を誇っています。ちなみに名古屋駅の乗降客数の合計値は東京駅の合計値(約125万人)に匹敵します。

毎年9~10月頃に駅の乗降客数の合計値が発表されますが、後述するJRゲートタワーが2017年オープンしたことにより、この数字が更に増加することが見込まれます。

また、公式なデータではありませんが、一日の売り上げも新幹線の発着があり、遠距離利用の旅客も多いことから全国の駅で売り上げの最も多い東京駅(一日の売り上げ・・・約2億6000万円)に次いで多いと言われています。

名古屋駅の変遷

では、次に名古屋駅の変遷を見ていきましょう。

もともと、名古屋駅は現在のような巨大な駅ではなく、開業したのは1887(明治19)年頃に遡ります。

1884(明治16)年に政府は東京と京都を結ぶ鉄道を、軍事的な理由で現在の東海道より山側を通る中山道経由で建設する予定でした。しかし、中山道の途中にある馬籠峠での難工事が予想されたこと、中山道ルートでは名古屋を通らないため、名古屋の発展に大きな影響があることから当時の名古屋区長吉田禄在は、県令国貞廉平とともにこの案に異議をとなえました。建設のための公債募集も始まっていましたが、案は覆り鉄道は東海道ルートで建設されることが決定しました。

1887(明治19)年5月1日、名古屋駅は現在よりやや南寄りの(2枚目の写真の赤丸付近)現在の笹島交差点付近に開業しました(1枚目の写真)。この写真を見てもわかるように笹島は沼地と田んぼで、最初は名古屋市電の停車場でもありました。東海道線が全通した時は1日4本程度の列車が、機関車1両+客車3両+荷物車1両で走行する長閑なものでした。

しかし、大正時代には人口も増加し、大正末期には1日の列車の発車の本数が100本、貨物の発着量も1900(明治33)年の14トンから100トンまで増加し、旅客と貨物の併用も限界に達し新駅設置の機運が高まりました。大正天皇が崩御され、1936(昭和11)年頃から笹島より約500m北の、現在の場所に旅客用の名古屋駅の建設が始まり、1937(昭和12)年に名古屋駅が開業し、それまでの笹島駅は貨物専用となりました。開業直前の名古屋駅舎が下の写真です↓

1945(昭和20)年3月の名古屋大空襲の時には名古屋駅も火災に遭い、他の大都市同様市街地は軒並み焦土と化し、壊滅的な被害を受けました↓

完成当初は「東洋一の駅舎」と言われ、戦後の復興政策で駅舎の修復はされたものの次第に老朽化が進み、1999(平成11)年、「次世代の名古屋にふさわしい駅舎」として、現在の駅舎である「JRセントラルタワーズ」が完成しました。なじみの方も多いと思いますが、下の写真の駅舎です。かつては、中部地方一高いビルでしたが、現在では駅向かいのミッドランドスクエアにその座を譲っています↓。

写真右側のオフィス棟(51階建て)と左側のホテル棟(53階建て)からなるツインタワーで、オフィス棟の3分の1はJR東海の本社、ホテル棟には名古屋で最も高級なホテルである「名古屋マリオットアソシアホテル」が入居しています。最上部はオフィス棟51階で245.5mの高さを誇ります。また、ツインタワー下側の1階から15階までは、百貨店の「ジェイアール名古屋タカシマヤ」、レストラン街の「タワーズプラザ」棟が入っており、日々多くのお客で賑わっています。

かつては、「世界一高い駅ビル」としてギネスブックにも登録されていましたが、現在ではルールの見直しにより登録は抹消されているようです(駅の中に商業施設が多数入居しており、「駅ビル」ではなく「複合商業施設」とみなされたのも原因としてあるようです)。現在では駅としての高さは、大阪市の天王寺駅前のあべのハルカス(高さ300m)の下にある近鉄阿部野橋駅に高さは譲りましたが、現在でも多くのお客で賑わっています。

なお、延べ床面積は41万平方メートルとあべのハルカスの約35万6000平方メートルよりも大きく、延べ床面積だけで見た場合は、現在も日本最大の駅ビルです(世界最大の駅は現在のところ、中国の北京西駅の50万平方メートルと言われています)。

ここから、名古屋駅周辺の再開発は始まりました。

リニアと名古屋駅周辺の再開発

上の写真は、少し前までの名古屋駅西側から見たビル群の写真となります。現在はJRゲートタワーが完成したため、屋上のクレーンは撤去されています。

かつて、沼地の小さな停留所から開業した笹島停車場も、場所が少し移動し名古屋駅となり、現在はこのような巨大なビル群となりました。

この地方にお住いの方はご存知の方が多いですが、この名古屋駅を含む東海地方一帯は静岡県沖を中心とする東海・東南海地震の襲来が予想されており、これまでの地震ではないレベル(東日本大震災をはるかに凌ぐレベル)の非常に甚大な被害がでることが予想されています。大規模地震対策特別措置法に基づき、この地震に対する強化地域が指定されており、名古屋市もこの範囲内に入りますが、愛知県の隣の静岡県を走行する東海道新幹線にも何らかの被害が出ることが予想されます。

名古屋~東京間の移動手段として、高速道路の場合は東名高速道路・新東名高速(一部未開通)・中央自動車道の3ルートがあり、在来線(貨物含む)の場合は東海道本線・中央本線の2路線ありますが、高速輸送機関である東海道新幹線にはこのような代替ルートが無く、また開業してから50年以上が経過しており老朽化の問題もあることから、もう一つのルートの必要性が以前より言われていました。

このため、2011(平成23)年に中央新幹線の整備計画が決定されました。東京~大阪を1時間で結ぶ狙いからリニア方式での建設となり、まだルートが決定していない名古屋以西を除き、東京~名古屋の先行開業を目指し2014(平成26)年に着工されました。2027年の開業を目指し、本日も工事が行われています。東京~大阪までの全線開業は2037年の予定です。

東京側のターミナルは、土地や空間にゆとりの無い現在の東京駅付近ではなく、JR東海の東京本社もある品川駅で決定されましたが、名古屋側のターミナルは名古屋駅の地下で決定されました。

ルートが決定していない関係上、東京~名古屋間の先行開業後は名古屋駅でリニア・新幹線の乗り換えが発生すること、東京から1時間以内で着ける場所となり利便性が更に高まることから、大手の業者等を中心に再開発が進んでいます。また、既に名古屋駅構内も工事が開始されています。

この名古屋駅周辺の再開発により誕生した場所、今後の予定について紹介します。

・ミッドランドスクエア

JRセントラルタワーズとは道を挟み右側にあるビルです。正式名称は「豊田・毎日ビル」となり、トヨタ自動車や毎日新聞を中心としたオフィスと、シネマ等の商業施設も入居しています。昔の「豊田・毎日ビル」の頃にはこの辺りに数か所の映画館がありましたが、現在はこの中の「ミッドランドスクエアシネマ」に集約されています。他の商業施設もルイ・ヴィトン等高級ブランドのお店が多いです。高さは247mあり、現在中部地方で最も高いビルとなっています。最上階の44~46階は屋外型展望施設の「スカイプロムナード」となっており、名古屋の街並みを一望できます。

ミッドランドスクエアHP・・・http://www.midland-square.com/

・大名古屋ビルヂング

大名古屋ビル「ヂ」ングという名称で全国的に有名なビルで、JRセントラルタワーズとは道を挟み左側にあるビルです。上の写真は2015(平成27)年に竣工した2代目のビルで、地上34階・高さ180mのビルになります。

同じ場所に建てられていた初代のビルが上の写真のビルになります。こちらが初代の「大名古屋ビルヂング」です。この建物の歴史は古く、伊勢湾台風の起こった1959(昭和34)年、当時の三菱地所社長渡辺武次郎が被災直後の名古屋を訪れた際、その被害の惨たんたる状況から、地方進出の第一号として名古屋駅前に建設を決めたビルです。

完成したのは東京オリンピック翌年の1965(昭和40)年で、2013(平成25)年に解体されるまで長きに渡り親しまれてきました。屋上には7~9月限定のビアガーデン「マイアミ」があり、こちらも非常に有名な店舗でした(現在は名古屋三越栄本店屋上にあります)。

大名古屋ビルヂングHP・・・https://dainagoyabuilding.com/

・JRゲートタワー・JPタワー

JRセントラルタワーズのすぐ横にあるビルです。奥のビルがJPタワーになります。

JRゲートタワー・・・かつては、松坂屋名古屋店とホテルアソシア名古屋ターミナル、名古屋駅バスターミナルの入った地上20階建てのビルでしたが解体され、2016~2017年に順次開業したビルです。地上46階・地下6建て・高さは220mのビルで、15階までは隣のJRセントラルタワーズと繋がっています。1~11階までは隣のセントラルタワーズ内にある、「ジェイアール名古屋タカシマヤ」の増床部の「ジェイアール名古屋タカシマヤゲートモール店」や「ビックカメラ」「ユニクロ」「ジーユー」等も入り、12・13階はJRセントラルタワーと連続する形で、37の飲食店で構成される「ゲートタワープラザ レストラン街」となっています。また、18~24階は「名古屋JRゲートタワーホテル」があり、名古屋駅を出入りする列車を一望できる、鉄道ファンにとっても新しいスポットとなっています。

JRゲートタワーHP・・・https://www.towers.jp/jrgt-opening/

JPタワー名古屋(写真右側の黒いビル)・・・かつては名古屋中央郵便局駅前分室の入っている24時間営業の地上6階建ての郵便局の建物でしたが、再開発に伴い地上40階・高さ195mのビルとなりました。東京駅前にも類似したJPタワー(東京中央郵便局)があり、大阪でも大阪駅前に建設が進んでいますが(大阪中央郵便局)、東京のものと同様、地下1階~3階は商業施設の「KITTE(キッテ)名古屋」となっています。

JPタワー名古屋HP・・・http://jptower-nagoya.jp/

・名鉄名古屋駅周辺再開発

JRセントラルタワーズのすぐ隣に道路を挟み笹島交差点まで、名鉄名古屋駅(名鉄百貨店本館)・名鉄バスセンター・名鉄名鉄百貨店メンズ館(名鉄グランドホテル)・近鉄名古屋店(近鉄パッセ)・ヤマダ電機LABI名古屋店とビルが並んでおり、笹島交差点を挟んで向かいに名鉄レジャック(複合商業施設)がありますが、これら6つのビルを全て繋げ、長さ400m・高さ180m30階建てのビルを建設しようという計画があります。下の写真がイメージ図となります↓

総工費等具体的なことはまだわかっていないようですが、東京オリンピック終了後の2022年に着工し、2027年の完成が予定されています。京都駅ビルが長さ470mありますが、それと同様全国で類を見ない横長の超高層ビルとなります。この計画の詳細については、週刊東洋経済オンラインに詳しい記事がありますので、興味のある方は見てみてください。

http://toyokeizai.net/articles/-/165868(東洋経済オンライン・名鉄の名古屋駅新ビルが400mもある理由)



 まとめ

リニアの開業予定により、名古屋駅前は再開発の計画が進み、様々な高層ビルやタワーマンションの建設ラッシュとなっており、今回紹介しきれなかった「名古屋ルーセントタワー」や「モード学園スパイラルタワーズ」等のビルや、これから再開発される箇所も沢山あります。また、地価・路線価の上昇率も全国トップクラスの場所となっています。

リニアの開業はまだ先ですが、様々な商業施設が充実しており活気のある名古屋駅前、是非足を運んでみてください。

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