視野を広げてお得に乗ろう、特急ひだ

先日JR東海から上の画像の新型車両の導入が発表され、注目を浴びている特急「ひだ」。今回は特急「ひだ」について取り上げようと思います。

特急「ひだ」とは?

特急「ひだ」とは、名古屋・大阪から高山本線を経由し、高山・飛騨古川・富山を結ぶJR東海の特急列車です。2017年4月現在定期運行の列車では、

名古屋~高山・・・5往復/日

名古屋~飛騨古川・・・1往復/日

名古屋~富山・・・4往復/日

大阪~高山・・・1往復/日

が運行されています。大阪~高山間の列車は岐阜~高山で、名古屋~飛騨古川の列車と併結し運転されます。名古屋・大阪~岐阜間は東海道本線の経由となり、岐阜~高山~富山は高山本線の運転となります。高山本線・高山市・下呂市については以前記事にしていますので、そちらも御参照下さい↓

4月5日投稿・・・飛騨の小京都、高山へ行こう!http://rail-dream.net/takayamaaccess/

4月8日投稿・・・列車で行く高山本線の旅http://rail-dream.net/takayamalinetravel/

4月11日投稿・・・列車で行く日本三大名泉、下呂温泉http://rail-dream.net/takayamalinetravel/

4月8日投稿の、「列車で行く高山本線の旅」の中の、「高山本線の観光・撮影名所」でも記載しましたが、特急「ひだ」の走行する高山本線内は日本ライン・飛水峡・中山七里等景色のきれいな場所が多いです。これらの箇所を走行する際には、車内の放送やデッキとの扉にある情報版等で案内があります。

現在、特急「ひだ」の主な利用区間である名古屋~高山間については、名古屋駅に隣接する名鉄バスセンター・名古屋駅新幹線口から出ている東海北陸道経由の高速バス「ひだ高山号」と競合しておりシェア争いを繰り広げていますが、上記のような風光明媚な場所を多く通るのは特急「ひだ」のみです。料金面では高速バスの方に分がありますが、「ひだ高山号」の通る東海北陸道はトンネルの数が非常に多く、景色の楽しめる場所は限られています。また、下呂については下呂市内に高速道路が通っておらず、高速バスでのアクセスは遠回りになります。

特急「ひだ」の車内

次に、特急「ひだ」の車内についてご説明します。車内については特筆すべきものはありませんが、普通車とグリーン車があります。なお、「ワイドビュー」の愛称もあり、座席横の窓が非常に大きいです。普通車(自由席・指定席)は下の写真となります。普通車のシートの色は写真の赤地のものと、青字のものがあります。

次にグリーン車の車内です。グリーン車のシートに2種類あり、まず一種類目は下の写真の製造当初から連結されていた中間車の半室グリーン車 です↓

背もたれの高さ・前後の席の幅は普通車より広いものの、横が普通車と同じ4列シートで普通車と差異の少ないシートでした。運行開始後しばらくの間はオーディオサービスがありましたが、現在は終了しています。

そしてもう一種類は、いつからか時期は不明ですが同じ車両(キハ85系)で運行されている特急「南紀」よりコンバートされた先頭車両のパノラマグリーン車です。下の写真がその座席になります↓。

横も3列シートとなり、製造当初からの4列グリーン車よりも快適に過ごせる車内になっています。また、最前列に座ると、高山本線の前面からの景色を楽しむことができます。なお、グリーン車については連結車両に以下のような傾向があります。

製造当初の編成中間の4列グリーン車・・・主に高山発着の特急「ひだ」

3列シートのパノラマグリーン車・・・主に富山発着の特急「ひだ」

グリーン車の連結なし・・・高山発着の一部の特急「ひだ」、大阪発着の特急「ひだ」

それぞれの列車によって異なりますが、希望のグリーン車に乗車したい場合は、時刻表・インターネット等で調べておきましょう。

なお、普通車もグリーン車もワイドビューとなっており非常に大きな窓からの展望を楽しめますが、通路より一段高い場所に座席がありますので、注意して下さい。この構造の関係上、バリアフリーへの対応も遅れ、後に車端部の座席がステップを上らないバリアフリー用に一部の車両が改造されました。

なお、岐阜駅で向きが変わる関係上、名古屋~岐阜までと岐阜以降では列車の進行方向が異なります。名古屋~岐阜間の所要時間が20分程度と短いため、名古屋駅始発の列車は進行方向とは逆向きに座席がセットされています(秋田新幹線・秋田~大曲でも同様の対応となります)。

特急「ひだ」のお得な乗車方法

では、特急「ひだ」のお得な乗車方法について記載していきます。まずは、特急「ひだ」に普通に乗車した場合の料金について記載します。ここでは、特急「ひだ」の目的地として最も多いと考えられる高山・下呂までについて記載します。乗車のケースは特急「ひだ」を指定席で通常期に利用した場合です。

名古屋~高山 片道 乗車券3350円+特急券2680円=合計6030円 往復で12060円

名古屋~下呂 片道 乗車券2270円+特急券2350円=合計4620円 往復で 9240円

では、ここからそれぞれの商品でいくらずつ安くなっていくのか見ていこうと思います。

・飛騨路フリーきっぷ

JR東海の駅の窓口や、旅行会社等で購入できるきっぷとなります。往復の特急「ひだ」の指定席の乗車だけでなく、高山本線の飛騨金山~飛騨古川間(84.6Km・片道1660円)の区間内の乗降フリーとなります。レール&バスコースとレール&タクシーコースの2種類があります。

レール&バスコースでは①高山~白川郷までの往復バスの乗車券(片道2470円)または②高山~新穂高までのバスのフリー乗車券(新穂高ロープウェイの乗車も可)のどちらかとの交換ができます。レール&タクシーコースでは6000円分のタクシー乗車券がついてきます(1~4人いずれでも6000円分)。1~4人用があり、人数が多くなればなるほど割引率が高くなります。また、下呂・高山市内等の指定された観光施設の入場料も割引になります。

それぞれのケースがあるため、一概にどの程度お得なのかを出すのは難しいのですが、4人の場合だと、飛騨金山~飛騨古川間のフリー乗車や白川郷等へのバス、もしくは6000円分のタクシー乗車券等の特典を全く使わず、特急「ひだ」で高山を往復しただけでも、18000円~22000円はお安くなります。もちろん、これらの特典を使った場合は更にお得な金額は大きくなります。一人の場合だと、特急「ひだ」の名古屋~高山の往復乗車だけだと、ほとんどお得にはなりませんが、上記の特典をほぼ無料で使える位のお得額になります。

このきっぷの詳細については、以下のリンクをご参照ください→http://railway.jr-central.co.jp/tickets/hida/index.html(JR東海HP・飛騨路フリーきっぷ)

・日帰り1day下呂・高山(JR東海ツアーズの旅行商品)

上の写真のものは、新幹線で行く京都の日帰り1dayシリーズになりますが、新幹線の通っていない下呂・高山にも同様の商品があります。特急「ひだ」に乗車できますが、JR東海ツアーズの旅行商品となるため、駅のみどりの窓口や名古屋駅等の指定席券売機での購入は出来ませんのでご注意下さい。

この商品ですが日帰り限定とはなるものの、往復の特急「ひだ」指定席の乗車ができます。また、高山の場合、5つの施設から選択できる1000円分のクーポンもついており、カフェでのスイーツや高山駅のキヨスクでの1000円分のお土産券として使用できます。また、少し料金は高くなりますが、「高山グリーンホテル」でのランチバイキング、「ホテルアソシア高山リゾート」でのランチ&温泉への入浴等のプランもあります。

下呂の場合だと、往復の特急「ひだ」の乗車と下呂温泉での有名旅館「水明館」でのスイーツセット+入浴、もしくは昼食+入浴のプランがあります。また、「君の名は」効果で最近有名な飛騨古川や、白川郷へ行く「日帰り1dayシリーズもあります」。

ちなみに、高山・下呂への「日帰り1dayシリーズ」の料金ですが、

名古屋駅発の場合、日帰り1day高山・・・7900円~(1000円分のクーポン含む)

         ※特急「ひだ」で普通に往復するより5000円以上のお得

         日帰り1day下呂・・・7500円~(水明館での入浴、スイーツセット等含む)

         ※特急「ひだ」で普通に往復するより4000円以上のお得

より販売しています。前日までに予約の必要性はあるものの(JR東海ツアーズに来店の場合)、高山・下呂とも往復特急「ひだ」に乗車するだけで余裕でもとがとれ、往復+他のサービスで3000円以上は確実に安くなるこのプラン、是非利用してみて下さい。

なお、JR東海ツアーズが遠く来店が難しい場合でも、JR東海ツアーズHPより申し込みができます(クーポンの郵送取りでの受け付けは出発日の6日前まで、近くのコンビニでの受け取りの場合は出発日の8日前まで)。

詳細については以下のリンクをクリックし条件を入力し、自分に合うプランを探してみて下さい↓

http://www.jrtours.co.jp/campaign/oneday/(JR東海ツアーズ・日帰り1dayシリーズHP)

※なお、金券ショップでの特急「ひだ」の回数券の購入等で安くする方法もありますが、お得な金額が片道で300~500円程度と上記2つの商品に比べお得になる金額が小さいので、今回は紹介を省略します。

まとめ

「鉄道のきっぷは駅で購入するもの」、このような固定観念があると思いますが、最近はインターネットでの予約、旅行会社の商品を活用する等少し視野を広げるだけで、非常にお得に旅行ができます。

今回は特急「ひだ」のお得な乗車方法について紹介しましたが、他の列車でも探せばまだまだ出てくるとは思います。これからも紹介はしていきますが、列車に乗る際には「駅で列車のきっぷは購入するもの」という固定観念は外し、広い視野で考えてみて下さい。そしてこのホームページが皆様のそれらの視野を持つ助けになれば、と思います。

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