連結して走る世界最速コンビ、こまち・はやぶさ

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前回の記事では新幹線の「こだま」について書きましたが、今回は日本の新幹線の中でも最速のコンビについて紹介しようと思います。

 

世界最速コンビこまち・はやぶさとは

既にご存知の方も多いと思いますが、2017年現在国内最速の列車はJR東日本の東北新幹線E5系「はやぶさ」+E6系「こまち」の併結列車における最高時速320Km/hもしくは、E5系単独運行による「はやぶさ」の最高時速320Km/hです所要時間という観点でいけば、上野駅を通過し盛岡駅でE5系とE6系の切り離しを行わないE5系単独運行の「はやぶさ(はやぶさ5号・11号・34号)」と、盛岡まで行かないため切り離し作業のない東京~仙台間のみ運行の「はやぶさ(はやぶさ2号・37号)」です(E5系・E6系の切り離しを行う列車は盛岡駅で2~5分程度停車します)。両列車とも子どもにも非常に人気の高い列車です。

なお、この最高時速320Km/hはフランスのTGV東ヨーロッパ線等と並び、線路の上を走行する列車としては世界最速となります(かつて中国では時速350Km/hでの運転はされていましたが、脱線事故により現在は300Km/hまで落とされています)。

色々な資料によるとE5系単独運行であれば、最高時速360Km/h程度まで可能なようですが、コスト面や環境面においては320Km/hが妥当ということで、E5系単独運行であっても320Km/hにより運転されています。なお、最高時速320Km/hで運転されるのは東北新幹線の宇都宮~盛岡間です。

ちなみにはやぶさとこまちについて、東北新幹線の沿線に住んでいる方はご存知かと思いますが、それ以外の地域にお住いの方のためにそれぞれの列車について簡単に紹介しようと思います。

はやぶさ

・E5系車両を使用し、最高時速320Km/h運行を行う列車(盛岡以北のみ運行で320Km/運行を行わない列車は「はやて」となります)。

運行区間・・・東京~仙台・盛岡・新青森・新函館北斗、仙台~新函館北斗

最速列車の所要時間・・・東京~仙台・1時間31分、東京~盛岡・2時間11分、東京~新青森・2時間59分、東京~新函館北斗・4時間2分

こまち

・E6系車両を使用し、秋田新幹線の区間(盛岡~秋田)の運転を行う列車

運行区間・・・東京・仙台~秋田(臨時列車は盛岡~秋田、大曲の花火大会時は大曲~秋田間のみ運行の列車もあり)

最速列車の所要時間・・・東京~秋田・3時間37分、仙台~秋田2時間5分

こまち・はやぶさの連結

列車の概要は前のところで説明しましたが、今度はこの2つの車両の連結について書こうと思います。

現在日本国内で非常時以外に新幹線同士の連結を行っているのは、今回は紹介しませんが山形新幹線(東京~山形~新庄)のやまびこ・つばさと、今回紹介している東北・秋田新幹線のこまち・はやぶさの2種類のみとなります。前者のやまびこ・つばさは途中の福島駅で、こまち・はやぶさは途中の盛岡駅で増結・解結を行います。東京駅では基本的に増解結は行いません

山形新幹線にしても秋田新幹線にしても、それぞれの列車の単独走行にすれば良いとも思うかもしれませんが、このように併結させて走行させるのには以下の理由があると考えられます。

・東京駅の東北新幹線ホームにゆとりが無く、単独運行の列車の受け入れが難しい→東北新幹線系統だけでなく、上越・北陸新幹線の系統の列車もあり、1日300本以上の始発・到着列車を2面4線のホームで受け入れて折り返しの作業を行っています。その車内清掃にも7分しか時間を確保できないのが現状です。

・新幹線が出来る前から、首都圏⇔東北の各都道府県庁所在地を乗り換えなしで在来線特急で結んでおり、もともと東京まで乗り換えなしで行けるようにする狙いがあったこと→盛岡までしか東北新幹線が開業していなかった頃は青森(特急はつかり)や秋田(特急たざわ)まで在来線特急が盛岡駅から結んでいました。山形新幹線開業前も在来線特急「つばさ」が上野~山形を結んでいました。東北地方の方にとっては、首都圏といかに早く結ばれるかが、長年の願いでもありました。

ちなみに「こまち」「つばさ」と各併結列車との連結のされ方は以下のようになっています。

・こまち(E6)・はやぶさ(E5)の場合(東京~盛岡)

←東京  (はやぶさ 10両)+(こまち 7両)  盛岡・秋田・新函館北斗→

・つばさ(E3)・やまびこ(E2)の場合(東京~福島)

←東京  (やまびこ 10両)+(つばさ 7両)  福島・新庄・仙台→

つまり下り列車(東京→福島・盛岡)で見た場合、「こまち」「つばさ」が必ず前に連結されていることになります。

このため、増解結は以下の手順となります。「こまち」「つばさ」とも手順は同じなので、「こまち」の例で説明します。

・下りの場合(東京→盛岡)

1・「こまち」「はやぶさ」併結列車が盛岡駅に到着

2・両列車のドアが開く前に連結を解除

3・両列車のドアが開き、乗客の乗り降りの扱いをする

4・「こまち」が先に発車

5・数分後、「はやぶさ」が発車

上りの場合(盛岡→東京)

1・はやぶさが先に到着。乗客の乗り降りの扱いをする。連結器カバーを開け「こまち」到着を待つ

2・「こまち」が連結器カバーを開けながら到着。手前で停止。

3・ゆっくりと「こまち」「はやぶさ」連結を行い。「こまち」が乗客の取り扱いをする。

4・両列車の乗客の扱いが終了、発車する。

概ねこのような順番での増解結となります。この順番を見て気付かれた方もいるかもしれませんが、上り・下りとも「こまち」のドアが開く前に増解結が終了しているため、「こまち」に乗車の方はこの増解結の作業を見ることが出来ません。このため、増解結の作業を直接見たい方は盛岡駅で両列車の到着を前もって待つか、「はやぶさ」に乗車ください。

YOUTUBE等調べれば色々出てくるかとは思いますが、このメカニカルな増解結の作業は一見の価値があります。

全車指定席の背景

現在、併結して走行する新幹線は「こまち」「はやぶさ」の組み合わせと、「つばさ」「やまびこ」の組み合わせであることはこれまでにも説明しましたが、このうち「こまち」「はやぶさ」の組み合わせでは全車指定席で自由席はありません。「つばさ」「やまびこ」においては自由席があります。得に初めての方が「こまち」もしくは「はやぶさ」で旅行をされる際に見落としやすいので注意して下さい。

かつて、「こまち」がデビューした時はE6系の前のE3系車両による運行で「やまびこ」との併結であり、自由席も連結されていました。現在、「こまち」は「はやぶさ」と併結している関係上、東京から「はやぶさ」との増解結を行う盛岡までの途中の停車駅は上野(一部通過)・大宮・仙台のみに統一されています(ただし仙台始発・終着の「はやぶさ」は仙台~盛岡各駅停車です。なお、大宮~仙台まではすべての駅を通過します。

かつて「やまびこ」と連結していた頃は、宇都宮・郡山・福島駅にも停車していました。この頃東北新幹線は盛岡までの開業でした。まだこの頃は東北新幹線初代車両200系との併結であり、「こまち」のE3系が新車であることから、自由席は郡山・福島・仙台までの乗客が「こまち」に集中し、本来の乗客である秋田までの乗客が座れない事態に発展していました。

このような事態となったため、東北新幹線内で盛岡・秋田等遠距離の乗客と、宇都宮・郡山等近距離の乗客を分離する必要性が出てきました。遠距離の乗客が確実に座れる必要性が生じてきました。

2002(平成14)年東北新幹線が八戸まで開業し、最速達列車のE2系「はやて」が誕生すると秋田までの所要時間短縮のため、「こまち」の併結相手は「やまびこ」から最速列車の「はやて」となりました。そして、「はやて」が遠距離の乗客の座席確保の観点から全車指定席での運行となったため、「こまち」も全車指定席での運行となりました。

2011(平成23)年、東北新幹線が新青森まで開業しE5系が登場し、「はやて」よりも上位種別の「はやぶさ」が運行を開始すると、「こまち」の併結相手は徐々に「はやて」から「はやぶさ」に変更されました。「はやて」の例に倣い、「はやぶさ」も全車指定席での運行です。

なお、「はやて」「はやぶさ」「こまち」とも盛岡から終点(秋田・新函館北斗等)は自由席特急料金と同額の「特定特急券」があり、普通車の空席に座ることができます(仙台~盛岡間に停車駅があるものは仙台以北でも特定特急券でも乗車できます)。

なお、東北新幹線は昔も今も東京~仙台間の乗車が多く、「やまびこ」よりも速達列車となる「はやぶさ」「こまち」は下りは仙台まで(上りは仙台から)の指定席が満席になりやすいため、早めの購入をお勧めします(繁忙期等は東京~仙台の指定席の発売枚数制限がかかる場合があります)。

さいごに

今回は簡単に、線路の上を走行する列車としては国内・世界最速の「こまち」「はやぶさ」について紹介しました。

全車指定席で、きっぷの購入に手間はかかりますが、一度乗車してみるとその速さ・快適さを感じることが出来ると思います。

次回は「秋田新幹線で行く秋田」について書こうと思います。

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