電車で行こう!羽田空港アクセス比較

首都圏最大で、かつ日本最大の巨大空港でもある羽田空港。正式名称は東京国際空港といいますが、年間6000万人以上の利用客があり、世界第4位の客数を誇っています。日本の国内線の航空機の約4割は羽田空港発着のものです。皇族や政府の要人、外国からの国賓等も多数利用する空港であります。今回は羽田空港にアクセスする鉄道について検証してみようと思います。

羽田空港へ鉄道でのアクセス

少し見づらいかもしれませんが、上の画像が羽田空港への鉄道でのアクセスをまとめた画像になります。

羽田空港へ鉄道でアクセスする場合は、主に東京モノレールまたは京浜急行線の利用となります。

羽田空港の中には、国内線用の第1ターミナル・第2ターミナル、国際線用の国際線ターミナルがあります。羽田空港自体が非常に広く、東京モノレール・京浜急行線それぞれに対応した駅があります。東京モノレールの場合はそれぞれのターミナルに対応した駅が、京浜急行の場合は国際線ターミナルには「羽田空港国際線ターミナル駅」が、国内線は第1・第2ターミナルを跨ぐように「羽田空港国内線ターミナル駅」があります。

なお、ターミナル間の移動には無料のシャトルバスが走っていますが、国内線⇔国際線相互間の乗り継ぎの場合には、東京モノレールと京浜急行線とも無料での利用が可能です(国際線・国内線いずれかのカウンターで搭乗券とパスポートの提示で無料の乗車票を受け取ることが必要)。

では次に京浜急行と東京モノレール、それぞれ紹介していこうと思います。

東京モノレール羽田空港線

1964(昭和39)年10月に東京オリンピックが開催されましたが、その約1か月前の9月17日に開業したモノレールです。羽田空港にやってきた東京オリンピックの客を都心に運ぶ目的で建設されました。

山手線側のターミナルは浜松町駅で、ほとんどの列車が浜松町~羽田空港第2ビル間の運行となっています。日中でも4分間隔で、1時間に15本の列車が運転されています。運行種別としては以下の3つの種別があります。停車駅とともに紹介します。所要時間は、浜松町~羽田空港第2ビルまでの時間です。

空港快速・・・所要時間18分 停車駅・・・羽田空港国際線ビル・羽田空港第1ビル

区間快速・・・所要時間21分 停車駅・・・天王洲アイル・大井競馬場前・流通センター・羽田空港国際線ビル・羽田空港第1ビル

普通・・・・・所要時間24~26分 停車駅・・・各駅停車 ※日中の列車は昭和島で空港快速を待避

朝晩は普通列車の本数が多いですが、日中は空港快速→区間快速→普通→空港快速・・・の順番で運転されています。早朝夜間に羽田空港まで直通せず、車庫のある昭和島止まりとなる列車もあります。日中でも1時間に15分の列車=4分間隔での運行となりますので、ほぼ待たずに乗ることができます。なお、空港快速・区間快速は終点に最も早く到着し、普通は次の空港快速に昭和島で抜かされます。このため、普通ではなく1本後の空港快速に乗車した方が終点には早く到着します。

現在は浜松町止まりですが、路線を延伸して新橋駅や東京駅まで結ぶ計画もあるようです(新橋駅・東京駅いずれも周辺に土地が少なく、高額な建設費が見込まれることから現在のところ完成時期は未定です)。

なお、すべての区間で専用のWi-Fiの使用が可能です(東京モノレールFreeWi-Fi→http://www.tokyo-monorail.co.jp/wifi/)

運賃は浜松町~羽田空港第2ビル・・・490円(交通系ICカード運賃 483円)

京浜急行空港線

歴史的には東京モノレールよりも古く、羽田空港が現在の沖合に移転する前から空港へのアクセスを担っていました。現在と昔とでは羽田空港の位置が異なることから複雑な歴史的経緯を持ち、最初は空港の連絡鉄道として機能していない時期もありました。かつての羽田空港駅は、現在の天空橋駅となります

先程紹介した東京モノレールの終着駅は浜松町駅のみでしたが、京急線の場合は途中の京急蒲田で路線が分かれており、横浜や東京都内だけでなく。泉岳寺から都営地下鉄浅草線を経由し、成田空港や芝山千代田等広い範囲をカバーしています。なお、横浜まで直通の列車が終日運転されるようになったのは、2002(平成14)年の京急蒲田駅の改良工事が完成したことによります。

山手線側のターミナルは品川駅となり、山手線だけでなく、京浜東北線・上野東京ライン(東海道線・東北線・高崎線・常磐線)・総武線・横須賀線・東海道新幹線とも接続しており、様々な方面へ行くことができます。

列車の運行種別については、羽田空港国内線ターミナルまで直通の列車は、品川からは主にエアポート快特・快速特急があり、朝・夕方には急行もあります。また、横浜方面からは急行が主にその役目を担います。以下が種別ごとの停車駅と所要時間です。品川駅・横浜駅基準で時間は記載します。京浜急行線自体で列車の本数が多いことや都営浅草線経由で直通する列車も多いことから、東京モノレールのような完全なパターンダイヤとはなっていません。

品川方面より

エアポート快特・・・所要時間 14~17分 停車駅・・・羽田空港国際線ターミナル

快速特急(快特)・・・所要時間 16~18分 停車駅・・・京急蒲田・羽田空港国際線ターミナル

急行(エアポート急行)・・・所要時間 22~24分 停車駅・・・青物横丁・立会川・平和島・京急蒲田~羽田空港国際線ターミナルまでの各駅

横浜方面より

急行(エアポート急行)・・所要時間 約30分 停車駅・・・仲木戸・神奈川新町・京急鶴見・京急川崎・京急蒲田~羽田空港国際線ターミナルまでの各駅

品川方面からの最速種別であるエアポート快特は、東京モノレールのような等間隔での運行とはなっておらず、朝・夕中心に運転されています。日中の最速種別は快速特急となります。

運賃は品川~羽田空港国内線ターミナル・・・410円(交通系ICカード運賃 407円)

横浜~羽田空港国内線ターミナル・・・480円(交通系ICカード運賃 478円)

それぞれの路線のメリット・デメリット

現在のところ、京浜急行空港線対東京モノレールで羽田空港へのアクセスの利用状況を比較した場合、京浜急行線の方が乗客がやや多いようです(6体4程度で、京浜急行空港線の方が多いようです)。ここでは、それぞれの路線のメリット・デメリットについて述べていこうと思います。どちらも一長一短ありますので、参考にしていただければ幸いです。

東京モノレールのメリット

・列車の運行本数が多くパターンダイヤになっており、時刻表を気にせず乗れる。

・鉄道の車両と比較し、騒音が少ない。

・空港快速の運行頻度が非常に高く(日中は5本/時)、羽田空港まで早く行くことができる。

東京モノレールのデメリット

・京浜急行と比較し、運賃が高い(現金の場合、東京モノレール=490円、京浜急行空港線品川~羽田空港=410円)。

・浜松町駅で乗り換えられる路線が少ない(JR山手線・JR京浜東北線・都営地下鉄大江戸線と都営地下鉄浅草線のみ直接乗り換えが可能。)。

・浜松町駅構内の段差が多く、乗り換えがしづらい。

 

京浜急行空港線のメリット

・都心までの運賃が安い(現金の場合、品川~羽田空港=410円、東京モノレール浜松町~羽田空港=490円)。

・品川駅・横浜駅に直結しており、乗り換えられる路線が多い(品川駅で東海道新幹線とも接続)。

・他の路線への直結列車が多く、乗り換えなしで行ける範囲が広い(銀座(東銀座)・浅草・東京スカイツリー(押上)・成田空港へも乗り換えなしで行くことが可能)。

京浜急行空港線のデメリット

・パターンダイヤではあるが、時刻が完全には揃っておらずわかりづらい。

・東京モノレールより本数が少ない(日中の場合、京浜急行=12本/時、東京モノレール=15本/時)。

・他の路線からの直通列車が多く、それらが遅れた場合はその影響を受けやすい。

簡単にまとめましたが参考にしていただければ幸いです。

さいごに

写真の画像は、北海道の新千歳空港の出発ロビーの画像です。画像左側に京浜急行の乗車券の券売機、右側に東京モノレールの券売機が置いてあるのがわかると思います。新千歳空港に限らず沖縄県の那覇空港等、他の地方空港でも同じように2台の券売機が置かれている空港が多いです。すでに両社のシェア争いは飛行機に乗る前から全国各地で始まっています。

色々と言葉足らずな点はあるかと思いますが、この記事を読み、羽田空港への、または、羽田空港からの鉄道によるアクセスの参考にしていただければ幸いです。

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