5分でわかる!?全国各地の「忍者」列車

 

歴史上、飛鳥時代から江戸時代の日本で大名や領主に仕えたり、または独自に隠密行動をとりながら諜報活動・破壊活動・浸透戦術・謀術・暗殺等の仕事をしていた個人または集団の存在に忍者がいます。女性の「忍者」は漢字の「女」から形をとり「くの一」と呼ばれてもいます。どちらも日本国内のみならず、世界的にも知られており、ドラマやテレビアニメやゲーム、テーマパーク等私たちの身の回りに様々な形で登場しています。そんな「忍者」ですが、今回は列車の「忍者」について紹介していこうと思います。

日本の「忍者」列車

「忍者」の発祥の歴史については諸説ありはっきりしないところが多く、日本では源平時代以降に各地で発祥したと言われています。文献上に名前が見られる流派については71にのぼり、伝書や資料のか確認できる流派は31と言われています。

全国各地に「忍者」の伝説はありますが、その中でも特に有名だった流派は、現在の三重県西部伊賀流派と滋賀県南部の甲賀流派が現在でも有名です。このため、この地域を走る列車に「忍者」列車が多く運転されています。上の列車がそれにあたりますので、順を追って紹介していこうと思います。また、漫画「忍者ハットリくん」の作者である藤子不二雄Ⓐ氏の出身地でもある富山県氷見市には、「忍者ハットリくん列車」もありますので、そちらも紹介していこうと思います。

伊賀鉄道の忍者列車

伊賀鉄道は伊賀流忍者で有名な三重県伊賀市・上野市の、伊賀神戸駅(近鉄大阪線と接続)~上野市~伊賀上野(JR関西本線と接続)間を走る鉄道です。かつては近鉄(近畿日本鉄道)伊賀線でしたが、2007(平成19)年に伊賀鉄道に経営が移管されました。

伊賀鉄道における「忍者列車」は2009(平成21)年12月より登場しました。当時は青とピンクの2編成のみでしたが、2012(平成24)年3月からは緑色の列車も加わり現在は3編成で運行されています。デザインは銀河鉄道999等で有名な漫画家・松本零士氏のデザインです。

内装にもこだわりがあり、石畳風の通路の車内、手裏剣の柄のカーテン、車内の蛍光灯のカバーにも手裏剣の模様が描かれています(緑の忍者列車で一部例外あり)。

また、荷棚の上にマネキンの忍者が隠れていたり、ドアにも忍者の装飾が見られる等のこだわりがあります。伊賀鉄道の忍者列車の詳細については以下のリンクもご参照下さい。運用情報等も見られますが、どの列車にどの忍者列車が使用されるのかは、前日の17時以降に上野市駅への問い合わせが必要です。↓

http://www.igatetsu.co.jp/cat75/(伊賀鉄道HP・忍者列車)

JRの忍者列車

JRの忍者列車は、伊賀・甲賀忍者ゆかりの地を結ぶ滋賀県の草津(JR琵琶湖線(東海道本線)に接続)~柘植(関西本線に接続)の路線であるJR草津線に運行されています。途中の貴生川から分岐する信楽高原鉄道でも同じデザインの車両が運行されているようです。この列車の名称は「SHINOBI-TRAIN(シノビトレイン)」といい、忍者をイメージしたラッピングが施されています。この列車は、滋賀県と沿線6市町でつくる「JR草津線利用促進プロジェクトチーム」が企画し、JR西日本が協力し製作されました。。

車両のデザインは、草津線「草選挙(そうせんきょ)」で6種のデザインから乗客の人気投票で決定しました。黒をベースとし、刀を抜いたり手裏剣を投げたりする忍者のシルエットを描いた車両となっています。この列車の運行は平成29年4月から2年間の運行予定ですが、日にちによって運行される列車が異なり、最遠で京都駅まで直通する列車にも使用されます。車内の内装は伊賀鉄道の「忍者列車」とは異なり、特別な内装ではなく、他の車両と同様の内装のようです。

忍者ハットリくん列車

上の2つの列車は、伊賀・甲賀忍者に関係する地を走行している列車ですが、こちらの「忍者ハットリくん列車」は富山県の城端線(高岡~城端)と氷見線(高岡~氷見)間で運行されています。

この城端線・氷見線沿線は伊賀・甲賀のように忍者の伝説があったわけではありませんが、少年漫画の「忍者ハットリくん」の作者、藤子不二雄Ⓐ氏が富山県氷見市の出身ということにちなんでこの列車が走行しています。

「忍者ハットリくん列車」が運行される日や時間は日によって異なりますので、出発前に確認が必要かと思います。なお、氷見線に限り、車内放送が「忍者ハットリくん」の主人公・服部カンゾウの声での案内となります。現在は4両運行されており、以下の画像のように「忍者ハットリくん」の内装・外装となっています。

なお、「忍者ハットリくん」ではありませんが、氷見線の終点・氷見駅のある富山県氷見市内の市街地循環バスとして、同じ藤子不二雄Ⓐ氏の作品である「怪物くん」のラッピングを施したバスが走行しています(下の画像)。

「忍者ハットリくん列車」の詳細については以下のリンクを御参照下さい↓

https://www.jr-odekake.net/navi/hattorikun/(JRおでかけネットHP・忍者ハットリくん列車で行く城端線・氷見線の旅)

まとめ

今回はラッピング列車のうち、「忍者」の装飾がなされたものに着目して紹介してみました。今回の「忍者」列車に限らず、様々なラッピングが施されたり、イベント用に製造された列車も多数ありますので、是非乗ってみてください。こちらの記事でも引き続き、様々な列車について紹介していきますので、皆様の旅のご参考になれば幸いです。

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*